今すぐできる安全対策
明日の作業から実践できる5つのポイント
Point 1
「いつもの作業」ほど確認する

事故は慣れた作業で多く発生します。
「毎年やっているから大丈夫」
「いつもの場所だから大丈夫」
その油断が事故につながります。
作業前に以下の点を確認しましょう。

  • 危険箇所はないか
  • 機械に異常はないか
  • 体調は万全か
Point 2
一人で抱え込まない

農業は一人作業が多い仕事です。
しかし事故が起きた場合、発見が遅れることで命に関わることがあります。

作業前には以下の点を習慣にしましょう。

  • どこで作業するか伝える
  • 終了予定時間を共有する
  • 携帯電話を携行する
Point 3
暑い日は「無理をしない」

近年、熱中症による死亡事故が増えています。
「もう少しだけ頑張ろう」が危険です。
以下の点を徹底しましょう。

  • 水分・塩分補給
  • 定期的な休憩
  • 体調不良時は作業中止
Point 4
機械に乗る前に5分点検

事故の多くは機械作業中に発生しています。
始業前の5分が事故防止につながります。
機械に乗る前に以下の点を確認しましょう。

  • ブレーキ
  • タイヤ
  • 灯火類
  • 安全装置
  • オイル漏れ
Point 5
「急がない」を意識する

繁忙期ほど事故は起こりやすくなります。
焦りや疲労は判断ミスにつながります。
作業に追われるときほど「急がない」「無理をしない」を意識しましょう。

事故が起こりやすい場面と安全対策

事故は、ちょっとした油断や慣れた作業の中でも発生します。
作業ごとの危険を知り、適切な安全対策を実践することが事故防止につながります。

トラクター
こんな事故が起きています
  • 畦畔からの転落
  • 傾斜地での横転
  • 農道からの転落
※ 農作業死亡事故で最も多い事故の一つです。
事故を防ぐポイント
  • シートベルトを着用する
  • 安全フレーム(ROPS)を立てる
  • ヘルメットを着用する
  • 畦畔や法面の危険箇所を確認する
  • 公道走行時はブレーキペダルを連結する
農用運搬車
こんな事故が起きています
  • 坂道での転倒
  • 路肩からの転落
  • 後進時の挟まれ事故
事故を防ぐポイント
  • 積載量を守る
  • 荷物を片寄らせない
  • 後進時は周囲を確認する
  • 機械から離れるときはエンジンを停止する
コンバイン
こんな事故が起きています
  • 補助作業者との接触
  • 点検・清掃中の巻き込み
  • 後進時の接触事故
事故を防ぐポイント
  • 動かす前に声を掛け合う
  • 周囲の作業者を確認する
  • 詰まり除去はエンジン停止後に行う
  • 軍手やタオルの巻き込みに注意する
刈払機
こんな事故が起きています
  • 飛び石による負傷
  • 刃との接触
  • 転倒事故
事故を防ぐポイント
  • 保護メガネを着用する
  • 周囲に人がいないことを確認する
  • 飛散防止カバーを使用する
  • 点検後に作業する
熱中症
こんな事故が起きています
  • 炎天下での長時間作業
  • ハウス内作業
  • 水分補給不足
事故を防ぐポイント
  • のどが渇く前に水分補給
  • 塩分補給
  • WBGT(暑さ指数)の確認
  • 休憩時間を決める
  • 体調不良時は作業を中止する
※掲載している啓発資材は、農林水産省ホームページ掲載資料を引用しています。
安全管理の取組
現場で取り組みたい安全管理
一人作業時のルールを決める
  • 作業場所を家族・従業員へ伝える
  • 作業開始・終了を連絡する
  • 定時連絡を行う
KY(危険予知)活動
作業前に「どこに危険があるか」を確認する習慣をつけましょう。
例)
今日の作業 危険な場所はどこか
事故を防ぐにはどうするか
ヒヤリハットを共有する
「事故にはならなかったが危なかった」
経験を共有することで事故を防止できます。